こんにちは。静岡市の さとう式リンパケアサロン florence-k です。
顔の老廃物が溜まる場所って、どこなんだろう…と気になりますよね。朝の顔むくみ、フェイスラインのもたつき、二重あご、エラ張りっぽさ、触るとゴリゴリする感じ。さらにリンパマッサージは痛いほうが効くの?やりすぎると肝斑が悪化する?など、不安も出やすいテーマかなと思います。
この記事では、顔の老廃物が溜まりやすい場所を「流れの出口」「通り道」「詰まりポイント」でわかりやすく整理しながら、飲み物でむくみ取りはできるのか、コンビニでもできる工夫、そして安全に続けるコツまで、やさしくまとめます。
- 顔の老廃物が溜まる場所の目安
- ゴリゴリの正体と痛いマッサージの注意点
- リンパマッサージの順序とツボの使い方
- 飲み物でむくみ取りを助ける選び方
顔の老廃物が溜まる場所と原因
まずは「どこに溜まりやすいのか」を地図みたいに把握していきましょう。顔は、出口(鎖骨まわり)→中継(耳の下)→渋滞(顎下・頬)というイメージで見ると、すごく理解しやすくなります。

顔むくみの老廃物とは
ここでいう「老廃物」は、顔に何かが“固形で溜まる”というより、余分な水分や、めぐりが悪いときに起きる停滞をまとめてそう呼ぶことが多いです。ここ、誤解されやすいんですよね。たとえば、朝起きた瞬間にまぶたが重い、顔全体がパンパン、写真を撮ると輪郭がぼやける…これは「水分が滞っているサイン」になりやすいです。一方で、数か月かけて少しずつ頬が厚くなってきた、体重も増えている、つまむとしっかり厚みがある…これは「脂肪の影響」が混ざっているかもしれません。
ただし、現実は「どっちか100%」じゃないことがほとんどです。むくみが続くと、筋肉がこわばって動きが減り、筋ポンプが落ちて、さらに流れが悪くなる。すると、むくみの停滞が長引きやすくなります。だからこそ私は、場所(どこが詰まる?)と原因(なぜ詰まる?)をセットで見てほしいなと思っています。
むくみと脂肪の見分けの目安
| チェック | むくみ(水分) | 脂肪(皮下脂肪) |
|---|---|---|
| 変化の早さ | 朝・夕で変わる | ゆっくり増える |
| 触り心地 | やわらかい/ぼんやり | つまめる厚み |
| きっかけ | 塩分・寝不足・冷え | 食べすぎ・運動不足 |
あなたの今日のむくみタイプをざっくり判定
朝が一番つらい人は「夜の間に動かない+冷え」が影響していることが多いです。夕方に悪化する人は「姿勢固定+首肩の緊張」が濃厚。生理前に強い人は「ホルモン影響+塩分や睡眠」が絡みやすいです。ここで大事なのは、自分を責めないこと。むくみは性格じゃなく、条件の積み重ねで出るものです。
むくみは「流れの設計」を変えると落ち着きやすいです。顔だけで頑張るより、出口→中継→顔の順番に整えると、短時間でも手応えが出やすいですよ。
鎖骨リンパ節が出口
顔のケアでいちばん見落とされがちなのが、鎖骨まわりです。ここは顔から下へ流れたものが“最終的に抜けていきやすい場所”なので、出口が固いと、顔だけ頑張って流しても手応えが出にくいんですね。イメージとしては、キッチンのシンクで排水口が詰まっているのに、蛇口の近くを拭いている感じ。出口が詰まっていると、どこかで渋滞します。
鎖骨周辺が硬くなる原因はシンプルで、肩が上がる生活なんです。スマホ・PC・家事・緊張・寒さ。呼吸が浅い状態が続くと、首肩がぎゅっと固まりやすくなります。すると、首の側面を通る流れがスムーズにいかず、顔に戻りやすい感覚が出ることもあります。
先に出口をゆるめるだけで、顔を触る時間が短くてもスッキリしやすくなります。
- 鎖骨のくぼみをなでる(指先で皮膚を動かす程度)
- 耳の下から鎖骨へ、首をやさしく下へ流す
- 深呼吸を3回(吐く息を長めに)
鎖骨が詰まりやすい人のあるある
「首が短く見える」「鎖骨が埋もれやすい」「肩こりがつらい」「胸が縮こまる」「寝ても疲れが残る」。このあたりが重なる方は、まず鎖骨と首を整えたほうが早いです。逆に言うと、ここが整うと顔を触る回数を減らせるので、摩擦リスクも下がります。
なお、強い腫れ、片側だけの違和感、しこりのような痛みが続く場合は、セルフケアで様子を見ず、医療機関へご相談ください。最終的な判断は専門家にお任せするのが安心です。
耳下腺リンパとエラ張り
耳の前〜耳の下は、顔の中継地点みたいな場所です。頬・目元・こめかみ周辺の流れが集まりやすく、ここが詰まると「横顔がもったり」「顔が大きく見える」「エラ張りっぽい」と感じやすくなります。ここ、気になりますよね。特に写真を見て「なんか横が広い?」って思うと、焦る方も多いです。
耳下腺まわりが詰まりやすい一番の原因は、咬筋(エラの筋肉)の緊張です。食いしばり、歯ぎしり、集中、ストレス、寒さ。日常で奥歯が当たっている時間が長いほど、咬筋は硬くなりやすいです。筋肉が硬いと、その周辺の流れが圧迫され、結果として「耳の下が重い」「頬の横がむくむ」みたいな体感につながりやすいです。

まずは「気づく」だけで変わる
私がおすすめしているのは、1日に何回か「いま奥歯くっついてる?」ってチェックすること。くっついていたら、そっと離して、舌を上あごにふわっと置く。これだけでも、咬筋が休みやすくなります。さらに、耳たぶをやさしく回すのも相性がいいです。強く引っ張らず、皮膚が温まるくらいで十分ですよ。
今日からできる小さな工夫
- 舌を上あごにふわっと置く(奥歯を離しやすい)
- 頬の力を抜いて、口角を少しだけ上げる
- 耳たぶをやさしく回す(痛くしない)
エラ張りが気になるときの落とし穴
横を細くしたくてゴリゴリ押す方がいますが、強い刺激は炎症・揉み返しにつながることがあります。顔は薄い組織が多いので、短く、やさしく、こまめにが基本です。
顎下リンパで二重あご
二重あごが気になるとき、多くの方が「顎先〜顎下」に停滞を感じています。顎下は、口まわり・顎・鼻の下あたりの流れが集まりやすい場所。さらに、首の前側が縮こまる姿勢(うつむき・猫背)が続くと、流れが詰まりやすくなります。特に、スマホを見る角度が下がるほど、首の前が短くなって、顎下のスペースがつぶれやすいです。
顎下を触るとゴリッと感じることがあるのですが、ここは「押して潰す」とスッキリするどころか、痛みやだるさが残りやすいです。顎下はデリケートで、しかも人によってはむくみだけじゃなく筋肉のこわばりも混ざっています。なので私は、“ゆるめて通す”のがいちばん安全で結果も出やすいと思っています。
顎下は「面」で動かすのがコツ

指先で点を押すより、親指の腹や人差し指の腹で「面」をつかう。オイルやクリームで摩擦を減らして、顎先から耳の下へ向かってやさしく運ぶイメージ。途中でゴリゴリに当たっても、そこで止まって潰さず、周りをゆるめる感じでOKです。
二重あごが気になる日の3ステップ
- 鎖骨をなでて出口をつくる
- 耳の下から鎖骨へ首を流す
- 顎先から耳の下へ、顎下をやさしく運ぶ
これだけでも、フェイスラインが「戻る」感じが出やすいですよ。
顎下を触るときの注意
- 痛いほど押さない(内出血・炎症の原因になります)
- 爪を立てない
- 体調不良・発熱・強い痛みがある日は休む
強い腫れやしこり感が続く場合は、自己判断せず医療機関でご相談ください。
顔ゴリゴリの原因は筋肉
「顔の老廃物を流していたらゴリゴリする」「ブチブチ音がする」って、ちょっと怖くなりますよね。結論から言うと、ゴリゴリの正体は“老廃物の塊”というより、筋肉のこわばりや、筋膜・結合組織の動きの悪さが触感として出ているケースが多いです。ここを誤解すると、危険なケアになりやすいので要注意です。
筋肉が固いと、そこを通る血管や流れの通り道が圧迫されやすくなります。すると「流れが悪い→むくむ→さらに筋肉が固まる」というループが起きやすい。だから、ゴリゴリを力で潰すより、筋肉が「ふわっ」とほどける方向にケアしたほうが、結果として流れが整いやすいんです。
ゴリゴリ=効いてる証拠?に答えます
痛みが強いほど効く、という考え方は顔には合いにくいです。顔は皮膚が薄く、摩擦や炎症が起きると色素沈着のリスクも上がります。さらに、強い刺激は交感神経を上げてしまい、呼吸が浅くなりやすい方もいます。つまり、リラックスしたいのに逆に緊張しちゃうことがあるんですね。
痛いマッサージ=効く、ではありません
強い刺激は、揉み返しや炎症につながることがあります。顔は皮膚も薄いので、特に“やさしく”が基本です。赤み、熱感、ヒリヒリが出たら、いったん中止して肌を休ませてください。
さとう式リンパケアは、押さない・揉まない方向で筋肉をゆるめ、結果として体液循環が整いやすい考え方です。仕組みを先に知っておくと、ケアの力加減が迷いにくくなりますよ。
さとう式リンパケアで小顔になる仕組み(押さない・揉まない)
顔の老廃物が溜まる場所対策
ここからは、実際にどう整えるかです。ポイントは「出口→中継→顔」の順番と、飲み物でむくみ取りを“助ける”選び方。無理なく続く方法がいちばん強いです。
リンパマッサージ順序と方向
流れを整えるときは、順番がとても大事です。私はいつも、出口を空けてから顔をおすすめしています。逆に、顔から先にゴリゴリ流すと、行き場がなくて首や耳まわりがだるくなりやすいんですね。だから「まず鎖骨と首」。ここを押さえるだけで、顔のケアがラクになります。
そして方向は基本的に、顔の中心→耳の前→耳の下→首→鎖骨です。ここを意識すると、迷子になりにくいです。力は“弱くてOK”。リンパの通り道は皮膚の近くにあるので、強く押さなくても動きます。むしろ強い圧は、皮膚を引っ張ったり摩擦を増やしたりして、長期的に見るとマイナスになることもあります。
基本の流れ(3分でOK)
- 鎖骨のくぼみをなでる(10回)
- 耳の下から鎖骨へ、首を下へ流す(左右10回)
- 頬は中心→耳前へ、やさしく面で流す
- 最後に耳の下→首→鎖骨へ戻して終わり
力加減は、皮膚が動く程度で十分です。
「今日は時間ない」日の最短ルート
忙しい日は、顔を触るより「鎖骨・首だけ」でもいいです。出口が開くと、自然と顔の重さが抜ける方が多いんですよ。お風呂上がりに30秒でもOK。続けることのほうが大事です。
セルフケアで意識したいこと
- 摩擦を減らすためにクリームやオイルを使う
- 同じ場所を長時間こすらない
- 終わったあとに赤みや熱感が残るなら強すぎ
お風呂上がりなど体が温まっている時が向いています。逆に、肌が乾燥しているとき・敏感になっているときは、無理にやらず、ツボだけにするのもおすすめです。
ツボでむくみ取り四白迎香
「マッサージが怖い」「肝斑が気になるから擦りたくない」という方は、ツボが相性いいです。ツボは、擦らずに“点で刺激”できるので、摩擦が起きにくいのがメリットです。ここ、かなり安心材料になりますよね。
ツボ押しのポイントは、短く・やさしく・呼吸と一緒にです。息を吐きながら押して、吸いながら離す。これだけで、顔の緊張がほどけやすいです。力で押すより、体が「ゆるむ」方向に持っていくのがコツです。
四白(しはく):目の下のむくみに

黒目の真下、頬骨のふちあたりを目安に、指の腹でそっと押します。3秒押して、ゆっくり離す。これを数回でOK。目のまわりはデリケートなので、強く押し込まないでくださいね。朝のむくみが強い方は、ここを軽く刺激してから、耳の前→耳の下→首→鎖骨へと“出口ルート”をつなぐとスッキリしやすいです。
迎香(げいこう):小鼻まわりの詰まりに

小鼻の横、ほうれい線の始まりあたりを、左右同時に軽く押します。鼻まわりが詰まって呼吸が浅い方は、ここを押すと呼吸が入りやすくなって、表情全体がゆるむこともあります。結果として頬の緊張が落ち、横の重さが抜けやすい方もいますよ。
ツボは「痛気持ちいい手前」くらい
押しすぎると、赤みやだるさが出ることがあります。短く、こまめにが続きやすいです。
ツボで結果を出しやすい人の共通点
実は、ツボで変化が出やすい人は「呼吸が浅い」「肩が上がりやすい」「夜に力が抜けない」タイプが多いです。ツボ押しは、顔だけじゃなく自律神経の緊張をほどくきっかけになりやすいので、寝る前のケアにも向いています。ただし、皮膚トラブルが強いときは刺激を控えて、まずは保湿や休息を優先してくださいね。
肝斑と摩擦やりすぎ注意
ここは本当に大事なので、はっきり書きますね。顔のケアは、やりすぎると逆効果になることがあります。特に、頬骨あたりに出やすい肝斑は、摩擦刺激で濃くなる性質があると言われています。だから「毎日ゴシゴシ」は避けたいところです。頑張り屋さんほどやりがちなので、あなたも心当たりがあったら、今日から方向転換で大丈夫ですよ。
摩擦が増える場面は意外と多いです。クレンジング、タオルの拭き取り、メイク、そしてマッサージ。これが重なると、肌が「刺激にさらされる時間」が長くなります。さらに、強く引っ張る動きが多いと、肌の支える組織に負担がかかると言われることもあります。だから私は、回数より質、そして短時間で終える設計をおすすめしています。
避けたいこと
- 頬をゴシゴシ擦る
- 毎日長時間の強いマッサージ
- 痛みを我慢して押し続ける
シミや肝斑が心配な方は、自己判断せず、皮膚科など専門家にご相談ください。正確な情報は公式サイト・医療機関の案内もあわせてご確認ください。
摩擦を減らしながらスッキリ感を出すコツ
おすすめは、顔をたくさん触るのではなく、「出口(鎖骨・首)を整える」「ツボで点の刺激にする」「耳まわりをやさしく動かす」。この3つです。さとう式の考え方は「強くやる」より、「ゆるめて巡らせる」。そのほうが、肌にも気持ちにも優しいです。

もし赤みが出やすい、乾燥が強い、かゆみがある、というときは、ケアの強度を落として保湿優先にしてください。無理して続けるより、肌が落ち着いてから再開したほうが結果が出やすいです。
顔の老廃物が溜まる場所まとめ
最後に、今日の話をぎゅっとまとめますね。顔の老廃物が溜まる場所を考えるときは、「頬だけ」「顎だけ」ではなく、鎖骨(出口)→耳の下(中継)→顎下・頬(渋滞)の流れで見るのがコツです。ゴリゴリが気になるときも、強く潰すより、筋肉をゆるめて巡りを戻すほうが安全で、続けやすいかなと思います。
一人でやるのが不安なときは
「私のむくみは何が原因?」「どこが詰まりやすい?」「力加減が合ってるか不安…」という方は、オンラインで受けられる体験会も用意しています。あなたの状態を伺いながら、続けやすいセルフケアを一緒に整えていきましょう。
最後に
セルフケアは、あなたの毎日をラクにするためのものです。もしケア中に痛みや違和感が強い、肌荒れが悪化する、むくみが急激に増えるなどがあれば、無理に続けず休んでくださいね。必要に応じて医療機関など専門家へご相談ください。
